システムエンジニアは顧客の要望をヒアリングして、どのようなシステムが欲しいのかを把握しそれを実現します。それに対して外資系ITコンサルタントは顧客からヒアリングするのではなくて、その業界はどうなっているのか調査して分析するという事を行うのが仕事です。
その結果、顧客の企業の現状はどうなっていて、「何を目標として目指せばいいのか?」や「そこに到達するにはどうすればいいのか?」を洗い出し要件としてまとめます。そしてそれを要件定義書として出し、同意が得られたらシステム開発に移るという流れになります。
このように、外資系ITコンサルタントの目標は顧客の要望を実現するのではなく、「顧客の企業の業務改善」です。ITコンサルタントには代表的な役職が3つあり、それぞれが各自の役割をこなしチームとして作業を行います。
役職の3つを挙げると、アナリスト・コンサルタント・マネージャーがあります。アナリストはプログラミングやテストなどの作業を行い、コンサルタントはクライアントとの調整を主に行う役割を持っています。そして、マネージャーはプロジェクトの統括役として全体をまとめる仕事になります。
外資系ITコンサルタントは目標として「顧客の企業の業務改善」を行いますが、上記の役職に別れて、それぞれの役割に専念して業務を行っていきます。
この業界の魅力といえば、自分たちで提案したシステムをチームとして作っていくという面白さを感じられること。様々な業界に関わる機会があり、同時に幅広い知識や技術を付けられるのでとてもやりがいがある仕事だといえます。